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KAYANOのイタリア気分 No.74

2008年2月号

アンナの手作りストール

皆さん 寒い日が続きますね!

寒さにめっぽう弱い私、1月はほぼ冬眠状態でした。

こんな極寒の毎日に欠かせない私のアイテムは、アンナの手作りストールです。ちょっとした外出時はもちろん、読書や事務仕事をしている時も私の肩を優しく包んでくれます。

アンナはプーリアのアルベロベッロで手工芸品のお店を営んでいるシニョーラです。お店で扱っているものは街の伝統織物や陶器もありますが、何と言っても売りは彼女の手編みのセーター・マフラー・ストールです。彼女の作品も素敵なのですが、小柄な体でお店を切り盛りしているエネルギッ シュな姿や笑顔はより素敵な方です。

ストールを型にはめ込むアンナ

街に着き、決まって挨拶に行くと、私の顔を見るなり「Kaya~no!! 元気だっ た!」と体全部で喜びを表してくれます。

8年前からの大切な友人です。

昨年4月、アルベロベッロに滞在した時のことです。お店に並んだ色とりどりの素敵なコレクションを見ていたら、私もひとつ欲しくなりました。でも、お店に飾ってある物は私の好みと違ったので、生意気にも特注で作ってもらうことに しました。

模様が綺麗に出るように大判で色は白にして!長く使いたいから流行に関係ないように、ふち飾りは付けないでね!」と大きさ・色・デザイン 全てうるさいくらいの注文に、「わかった2日待ってね!」と快く引き受けてくれました。

手編みで仕上げをするアンナ

アンナがストールを作るときは、家に代々伝わっている、釘がたくさんついた 型に糸を渡してゆきます。その後、細部を手でかがり、型からはずした後は全て手編みで仕上げます。ほぼ1日がかりの細かい仕事です。

でもさすが手編み だけあって、手触りが優しく、ドレープがとても美しく出ます。

そう、世界に たった一つの私のストールです!

私の白のストール

お店には40~60ユーロ位(6,400円~9,600円位)で売られていました。

私のは特注だし、こんなに大判だしいくら取られるんだろう!?と内心ドキドキしていると、「kayanoにはスペシャルプライス!」と20ユーロ(3,200円位)以上は決して受け取りませんでした。

20ユーロと言えば、きっと材料費の みですよね。

出来上がったストールを私の肩にかけながら、「日本でも私を思い出してね!」歯切れの良い口調で言った言葉と優しさに満ち溢れた眼差しが今でも浮かんできます。そんな彼女を思い出していたら、今まさに使っている肩のストールがより暖かく感じて、なんかだ、この寒さも愛おしくなりました。

こうなったら、2月は寒さも楽しんでしまおうと思います。

そうだ、週末には、アンナに教えてもらった、プーリアの冬の料理「乾燥そら豆のスープ」でも作って、心も体も温まるとしますか!

まだしばらく、寒い日が続きます。皆さんもお体御自愛くださいね。

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