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KAYANOのイタリア気分 No.89

2009年7月号

夏は冷やしたロゼワインで乾杯!

食卓が華やぐロゼワイン

今年も本格的な夏がやって来ました!

食前にビール・スプマンテ・シャンパンと泡のお酒がより美味しい季節です。でも時には食卓が華やぐロゼワインのフルーティーな香りも良いものです。

暑い一日の締めくくりには、冷やしたロゼで汗をかいたピンクのグラスが涼しげです。

フランスなら、コートドプロバンス、ポルトガルならマティウスなど有名なロゼがあるのですが、イタリアには世界に誇る名の知れたロゼはない気がします。(醸造家に怒られるかしら?)でも、ロゼはトマトを中心にした夏のイタリアンに結構合うのですよ!そう言えば、イタリアで暮していた頃、一人の時、また友達と気軽な食事の折、ワインはボトルで頼まず、量り売りの地酒をカラフェでオーダーするのが常でした。

イタリア半島のかかとプーリア地方

一般的に、サイズは3通り、Un quarto(250ml) Mezzo litro(500ml) Un litoro(1?)です。

人数やメンバーによって量を変えるわけですが、大体、白か赤・サイズを指定します。地酒ですから値段も安く、土地の料理に合うので外れがありません。

南イタリア・プーリア州を初めて旅行した時の事です。州都バーリで入ったレストランで「Vino della casa(ハウスワイン)をお願いします!」と頼むと、サイズだけ聞かれました。そして当然の様に出てきたのがイタリアでRosato(ロザート)と呼ばれるロゼワインでした。後で知ったのですが、この地方、一般的に消費するワインはロザートが多くVino(ワイン)と言えばロゼを指す事が多いとの事でした。

プーリアの郷土料理とロゼワイン

野菜・肉・魚など豊富な食材をオリーブオイルで軽めに仕上げる、この地方の料理にロゼワインがにあいますし、歴史的にもあまり輸出用の熟成タイプのワインを作らなかった土地柄でした。カステルデルモンテ・サリーチェサレンティーノと輸出用にボトリングされているものはいくつかありますが、大体は現地で消費してしまう。飲みきりのロザートです。

ロゼワインの作り方は、黒ブドウを使い、赤ワインと同様の手順で発酵を開始した後、果汁が適当に着色した時点で皮を取りだしてしまう、セニエ法が一般的です。

他に、黒ブドウを圧搾してその時点で色素を絞り出す、直接圧搾法、黒ブドウと白ブドウを混ぜて仕込む、混醸法があります。

一般的に長期熟成は行われず、新鮮なフルーツの香りとさっぱりした味わいの物が多いようです。ワインマニアにはあまり好まれない味なのかもしれませんね。

私、フランスのロゼワインには、ちょっとした思い出があります。

コート ド プロバンスのボトル

90年パリで生活をしていた頃の事、物価の高い街で貧乏学生だった私はプロバンスのロゼを良く飲みました。有名な「コート ド プロバンス」です。撫で肩の曲線が美しい瓶は、当時の私にはフランス生活に欠かせないデイリーワインでした。確か9フランでした。今思えば300円位です。仕事でパリに赴任していた、知人が毎日50~80フラン(1500~2400円位)のワインを飲んでいると言っていましたから、私の貧乏学生ぶりがおわかりいただけるのでは?

マティウスのボトル

当時通っていたコルドンブルーではフランス料理を味わうので、アパートでは日本食や中華料理を作る事が多くて、ほんのり甘いコートドプロバンスはぴったりでした。

それから、ロゼで忘れてはいけないのが、ポルトガルの「マティウスのロゼ」です。

80~90年代お洒落な女性の間で結構流行っていました。

色が美しいロゼワイン

丸みを帯びた可愛らしい瓶で、ほのかに甘い口当たりと微炭酸、こちらも夏にぴったりですね。ポルトガル料理と言えば、時々、西麻布の「ヴィラ マダレナ」に行くのですが、あそこでは決まってマティウスをオーダーします。

さて、プーリア・プロバンス・ポルトガル、ロゼを良く飲む土地の共通点は?

オリーブオイルを多く使い、魚介料理が多く、ハーブをきかせたシンプルな料理法かしら?

この夏、ロゼワインに合うお料理を研究してみます。

まあ、とにかく暑い日は冷やしたロゼワインで乾杯!です。

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