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南イタリア便り No.10

2010年6月公開

IGPのレモンって知っていますか?

みなさん こんにちは!

あっという間に季節は夏。ですが、南イタリアはいまひとつ気候が安定しません。もう6月なのに、あまり夏という感じがしない日が続いています。そんな中でも植物は規則的に成長しています。

先日ソレント半島の先にある、レモン農家にお邪魔しました。たわわに実ったレモンの実を収穫している最中でした。イタリアではIGPの(商品の原産地を特定する表示)称号を持つレモンは Limone Costa d'Amalfi、 Limone di Sorrento、Limone di Femminiello del Garganoの3つです。南イタリアの食後のお酒としても人気が高いリモンチェッロ。リモンチェッロと名乗れるのは、IGPのレモンの皮を使ったものである証が必要です。

1800年代からアメリカへの輸出向けに盛んにレモン栽培が行われていたソレントには歴史があります。レモンの樹は1年に2~3回と実をつけます。私も知りませんでしたが、レモン100%の原種ではいわゆる作物のレモンとしては苦すぎるため、オレンジとの接木をして苦味をとる工夫をしています。なので、1本の樹にオレンジとレモンが両方なっていたりして不思議な光景を見ました。

冬の間は “Paglia(ワラ)”というワラのパネルを張り雹や雨から樹を守りますが、伝統的なワラの変わりに、黒いシャラの布をかけるようになりました。

当時はソレントで盛んに行われていたレモン栽培ですが、広大なレモン畑リゾートホテルやレストランへと切り売りされ、今現在はごく少数の農家が残るのみとなりました。かんきつ類の白い花はZAGARAと呼ばれ、潔白、清さなどから、イタリアでは特にオレンジの花を「Fiord’arancio=花嫁」と表すこともあります。

ソレント産のレモンは細長く先っぽがとんがったもの、アマルフィ産のレモンは皮の表面がごつごつとして大き目のものです。平らな耕作地がないアマルフィ海岸では段々畑を作り、レモン栽培をしています。こうした海辺のレモン畑の風景は、南イタリアカンパーニア州ならではの風景と言ってもいいでしょう。

世界遺産でもある海岸線一帯の家庭料理として人気なのが、レモンのパスタ、レモンのリゾットです。畑仕事の合間に、単品材料で時間をかけずに食べられていたお料理だからです。子海老のレモンの葉包みなども家庭ではレシピでよく作られます。

冬になると皮(ピール)を使ってレモンやオレンジピール砂糖がけ、チョコレートがけなどをつくりお客様をもてなしたりもします。

夏の間の日光がレモンの生育に必要なので、今年もいつもどおりのお天気になるといいなぁ~。

そんな、昔ながらのレモン農家のアグリツーリズモに泊まるプランも好評です◆

お問い合わせは:piazzaitalia@libero.it ラフォンテ経由の方には割引きあり◆

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